レバナスでfireできる?正直、レバナスでfireは馬鹿げてます
近年、米国の株式市場で特にハイテク企業やIT企業が多く上場している市場でそれを指数化したナスダックが非常に好調な伸びをしています。
そんな中でそのナスダックの指数の2倍や3倍の値動きを目指すレバレッジナスダック、いわゆるレバナスという商品が人気を博しており、レバナスでfireを目指すというような人も出てきています。
そこで今回はそんなレバナスで本当にfireができるのか、レバナスでのfireに落とし穴はないのかなどの疑問に答えていきます。
- レバナスでfireできる?
- レバナスでfireが馬鹿げている理由
- レバナスよりfireに向いている方法は?
- fireに向いている証券会社は?
- 三菱UFJとKDDIの運営だから安心!
- 信用力はAA-だから非常に高い信頼感
- 米国・日本株のETFも豊富に取り扱い
- 日本株を1株から買えるプチ株制度もあり!
- auカブコム証券
ならPontaポイントを投資に使える
レバナスでfireできる?

ではそもそもレバナスでfireはできるのか。
結論から言うとレバナスでfireは正直馬鹿げた話だとしか言わざるおえません。
理由としてはレバナスは非常に短期を主眼においた商品で長期的な資産が必要なfireには全く向いていないからです。
例えば、よく投資系インフルエンサーなどが「ナスダックがこれだけ上がるならレバレッジをかければもっと上がって資産もより早く倍増してfireできる。」みたいな勘違いコメントが散見されます。
しかし、レバナスの実態は常にナスダックの2倍の価格になるのではなく、日々の値動きがナスダックの動きの2倍、3倍になるだけなのです。
出典:金融庁
仮に画像のようにナスダックとレバナスがともに100だとして1日でナスダックが25%上昇するとレバナスは50%上昇、それぞれ25と150になりますが翌日ナスダックが20%下落するとレバナスは40%下落し、それぞれ100、90となるのです。
結果値動きは2倍の動きをしていますが株価は全く2倍になっておらず、資産はむしろ目減りしており、fireにはむしろ遠ざかってしまいます。
もちろん、値下がりが一度もなく右肩あがりになっていくのであればレバナスの方が早く資産を倍増させてfireできますが、いくら右肩上がりのナスダックでも一直線ではなく、上昇と下落をしながらの右肩上がりです。
よって長期を目処にfireするためのものとしてレバナスを活用すると言うのはとんだ間違いだと言えるでしょう。
レバナスでfireが馬鹿げている理由

ではより具体的にレバナスでfireが馬鹿げている理由はなんなのか。
以下ではより具体的にレバナスでfireが馬鹿げている理由を解説していきます。
- レバナスは一度大きく下がると戻らないから
- レバナスではfireの際の生活費捻出が難しいから
- 運用コストが高いから
レバナスは一度大きく下がると戻らないから
まず、1つ目のレバナスでfireが馬鹿げている理由としては一度大きく下がると戻らないからという点が挙げられます。
理由としては右肩あがりのナスダックでも時々大きく下がる時が度々あるからです。
例えば、コロナショックやリーマンショックなど大きく下がる時があるとレバナスはそれ以上に大きく下落してしまいます。
実際にそうなるとナスダックが40%下落したものがレバナスでは80%近く下落することになり、さらに下落が続くと非常に大きな資金を失ってナスダックが戻ってもレバナスでは資産がほぼ戻らないことになってしまいます。
よって一度大きく下がると戻らないからという点がレバナスでfireが馬鹿げている理由の1つだと言えるでしょう。
レバナスではfireの際の生活費捻出が難しいから
2つ目のレバナスでfireが馬鹿げている理由としてはfireの際の生活費の捻出が難しいからという点が挙げられます。
理由としてはレバナスでfireをした場合、レバナスを切り崩さなければならないからです。
例えば、レバナスでは配当金などはないため、レバナスでfireをするならレバナスを定期的に売却、生活費を捻出することになりますが、仮にレバナスが一時的に大きく下がれば損した状態で切り崩すことになります。
また、ナスダックが下落基調の場合は損失を確定させ続けながら、生活費を捻出し続けることになってしまいます。
よってレバナスでは配当金などがなく、生活費の捻出が難しい点がレバナスでfireが馬鹿げている理由の1つだと言えるでしょう。
運用コストが高いから
3つ目のレバナスでfireが馬鹿げている理由としては運用コストが高い点が挙げられます。
理由としてはレバナスはどちらかというとアクティブファンドに近い性質があるからです。
例えば、ナスダックやS&P500など指数にそのまま沿った商品は積極的に銘柄などの売買をする必要がなく、ファンドの運営者の手間が少ないため、運用コストも低くなります。
一方でレバナスはナスダックを元にしているもののこれの2倍、3倍の値動きをするように設計されているため、ファンドの運営者が2倍、3倍の値動きに調整する手間がかかり、運営コストも上昇します。
実際にレバナスでは0.7%〜1%の運営コストがかかりますが、これは運用しているだけで年間で運用コスト分負けが確定しているようなものです。
よって運用コストが高い点がレバナスでfireが馬鹿げている理由の1つだと言えるでしょう。
レバナスよりfireに向いている方法は?
ではレバナスよりfireに向いている方法はあるのか。
以下ではレバナスよりfireに向いている方法を解説していきます。
- 高配当株の購入
- 費用をかけない土地活用
- 高配当のETFの購入
高配当株の購入
まず、1つ目のレバナスよりfireに向いている方法としては高配当株の購入が挙げられます。
理由としては高配当株であれば配当金によって生活費を捻出できる可能性が高いからです。
例えば、J Tや日本電信電話、トヨタなど大企業かつ安定した企業でも2〜5%の配当金を出しています。
そのため、こういった高配当を出しつつ安定した大企業の株を持つことで緩やかな株価の上昇や元本の維持を期待できながら配当をもらうことができ、株式を売らずに生活費の捻出を行うことができます。
よって高配当株の購入がレバナスよりfireに向いている方法の1つだと言えるでしょう。
費用をかけない土地活用
2つ目のレバナスよりfireに向いている方法としては費用をかけない土地活用が挙げられます。
理由としては近年では土地活用でも費用をかけずにできる方法が増えているからです。
例えば、土地活用というと大きな費用がかかるイメージがありますがすでに自分の家や土地を持っている場合、ちょっとしたスペースを登録するだけでなんの費用も整備も必要なく駐車場として貸し出すことができます。
実際にakippa
よって費用をかけない土地活用がレバナスよりfireに向いている方法の1つだと言えるでしょう。
高配当のETFの購入
3つ目のレバナスよりfireに向いている方法としては高配当のETFを購入するという方法が挙げられます。
理由としては高配当のETFであれば分散させつつ、配当を受け取ることができるからです。
例えば、SPYDではS&P500のうち配当利回りが上位80の株式に分散投資でき、利回りは約5%近くに上ります。
こういった高配当のETFを活用することで単一の銘柄の下落や破産などに影響を受けにくくしつつ、安定的な配当を受け取りやすくできます。
よって高配当のETFを購入するという点がレバナスよりfireに向いている方法の1つだと言えるでしょう。
レバナスでfireはfireどころか全財産を失う可能性がある
結論としてはレバナスでfireはfireどころか全財産を失う可能性があると言えるでしょう。
理由としてはレバナスは上昇が続く短期に向いた商品であり、株価が上下しながら上昇していく長期には向いていないからです。
例えば、レバナスでは一度でも大きな下落や上昇していても何度も小さな下落を繰り返すとレバナスはただ値動きが2倍、3倍になるだけで元となるナスダックよりも株価は大きく下がります。
そのため、レバナスは2日間、3日間連続で株価が上昇しているような相場でしか使えず、長期を視野に入れたfireとは相入れないものなのです。
よってこういったレバナスの性質も知らず無責任な投資系インフルエンサーに踊らされてfireの資金をレバナスに入れてしまうとfireどころか全財産を失う可能性があると言えるでしょう。
fireに向いている証券会社は?
ちなみにこれでレバナスはfireに向いているものではないということは理解していただけたと思いますが、代わりに高配当株や高配当のETFなどでfireをするにしても証券会社選びは重要になります。
ではfireに向いている証券会社はどこになるのか。
結論から言うとfireに向いている証券会社はauカブコム証券
- 三菱UFJとKDDIの運営だから安心!
- 信用力はAA-だから非常に高い信頼感
- 米国・日本株のETFも豊富に取り扱い
- 日本株を1株から買えるプチ株制度もあり!
- Pontaポイントが株式購入に使える
理由としてはfireでは長期的な資産を置いておくため、証券会社の安定性が重要になるからです。
例えば、証券会社が破綻すると自分の資産自体は返還、保証されますが、移管されるまでに時間がかかってしまい、配当金などを受け取るまでにラグが生まれ、生活などに困る状況が発生する可能性が出てきます。
一方でauカブコム証券
よってfireという長期的な資産を保管しておくには信用力が高く、安心できる運営元で保管しておきたいという点でauカブコム証券

